【問題】
ビットマップフォントよりアウトラインフォントの利用が適している場合はどれか。
【選択肢】
ア 英数字だけでなく、漢字も表示する。
イ 各文字の幅を一定にして表示する。
ウ 画面上にできるだけ高速に表示する。
エ 文字を任意の倍率に拡大して表示する。
2024年度(令和6年度)春期 高度試験午前Ⅰより引用
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【答え】
エ 文字を任意の倍率に拡大して表示する。
【解説】
フォントファイルについての問題です。
フォントファイルは、画像として保存したそのフォントの各文字のデータのことになります。文字には、ひらがな、カタカナ、漢字、英字、数字などがありますが、これらの文字が対象のフォントだとどのような形状かを画像で表現した一連の画像ファイルがフォントファイルです。
ビットマップかアウトラインかは、その画像ファイルの表現形式のことで、
・ビットマップ → 画像をビットのマップとして保存する
・アウトライン → 形の輪郭を線で保存する
という違いがあります。
ビットマップは、画像をマス目に区切り、各マス目の色を保存することで画像を表現するファイル形式です。マス目で表現するため、マス目の大きさが粗いとカクカクしてしまいます。アウトラインは、画像の輪郭を線のデータ(ベクターデータ)で表現するファイル形式です。座標から座標への線で表現するため、拡大してもカクカクしません。
ビットマップフォント(左)とアウトラインフォント(右)

各選択肢を検討します。
ア 英数字だけでなく、漢字も表示する。
→ 文字種の有無は、ビットマップフォントかアウトラインフォントかには関係ありません。フォントファイルがその文字セットをカバーしているかどうかによります。
イ 各文字の幅を一定にして表示する。
→ フォントの文字間の間隔は、ビットマップフォントかアウトラインフォントかには関係ありません。フォントファイル自体に設定されている空白の大きさと、フォントを配置するシステム側の設定によります。
ウ 画面上にできるだけ高速に表示する。
→ アウトラインフォントはシステム側が描画するために演算をする必要がある為、描画に時間がかかります。ビットマップフォントは保存したデータをそのまま表示するだけなので演算が必要なく、描画に時間はかかりません。すなわち、アウトラインフォントよりビットマップフォントの方が高速に表示させるには適しています。
エ 文字を任意の倍率に拡大して表示する。
→ アウトラインフォントは倍率を高くしても線で描画しなおすため拡大してもきれいに表示されます。一方、ビットマップフォントは拡大すると文字がぼやけてしまいます。
よって、「エ 文字を任意の倍率に拡大して表示する。」が答えです。
