高度試験 2024年(令和6年)春期 午前Ⅰ 問13

【問題】

 公開鍵暗号方式を使った暗号通信をn人が相互に行う場合、全部で何個の異なる
 鍵が必要になるか。ここで、一組の公開鍵と秘密鍵は2個と数える。

【選択肢】

 ア n + 1

 イ 2n

 ウ n ( n – 1) / 2

 エ nの2乗

2024年度(令和6年度)春期 高度試験午前Ⅰより引用

 ↓↓答えを見る↓↓

 ・・

 ・・

 ・・

 ・・

 ・・

【答え】

 イ 2n

【解説】

 暗号通信に用いる公開鍵暗号方式についての問題です。

 公開鍵暗号方式とは、公開鍵と秘密鍵の2組の鍵(キーペア)を用いて秘匿性の高い通信を行います。

 暗号文は、送信者は公開鍵を使って暗号化し、通信を行った後、受信者は秘密鍵で復号します。
 (秘密鍵でしか復号できません)

 公開鍵暗号方式における、通信の機序は下記の通りになります。
 ①受信者はあらかじめキーペアを生成し、公開鍵を公開
  秘密鍵は受信サーバーに保管しておきます
 ②送信者は公開鍵を使ってデータを暗号化して受信者暗号化したデータを送信
 ③受信者は暗号化されたデータを受信して秘密鍵で復号する

 AとBの2者間で通信する場合は、
 ・A→Bの通信でキーペアが1組(つまり2個)
 ・B→Aの通信でキーペアが1組(つまり2個)
 合計で4個必要になります。

 A、B、Cの3者間で通信する場合は、
 ・Aはキーペア1組(つまり2個)で、B、Cへ送信ができる
 ・Bはキーペア1組(つまり2個)で、C、Aへ送信ができる
 ・Cはキーペア1組(つまり2個)で、A、Bへ送信ができる
 なので、鍵は6個必要になります。

 n = 2のとき4、 n = 3のとき6となりました。

 よって、
 「イ 2n」
 が正解です。

 「公開鍵暗号方式では、登場人物の数だけキーペアがあれば暗号化通信ができる」
 は頻出なので覚えておきましょう。

PAGE TOP