【問題】
CSMA/CD 方式の LAN に接続されたノードの送信動作として、適切なものはどれか。
【選択肢】
ア 各ノードに論理的な順位付けを行い、送信権を順次受け渡し、これを受け取った
ノードだけが送信を行う。
イ 各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行う。
衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。
ウ 各ノードを環状に接続して、送信権を制御するための特殊なフレームを巡回させ、
これを受け取ったノードだけが送信を行う。
エ タイムスロットを割り当てられたノードだけが送信を行う。
2024年度(令和6年度)春期 高度試験午前Ⅰより引用
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【答え】
イ 各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行う。
衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。
【解説】
ネットワークの伝送方式であるCSMA/CDについての問題です。
CSMA/CDとは、搬送波感知多重アクセス/衝突検出(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)の略称で、LAN(ローカルエリアネットワーク)上でデータを送信する際に、1本の伝送路に対して複数種類の通信を同時に実行するが、通信の衝突を検出して対処するデータ伝送方式のことです。
昔の話になりますが、有線LANでデータの送受信を行う際に、1本の伝送路で複数種類の通信を行うと電気信号が衝突して消失してしまうという事がありました(現在のLANケーブルは、送信と受信が別の線のため発生しません)。この衝突が起きた場合に、再送信を行う方式がCSMA/CDです。また、再送信を行う際に、一定の時間を開けて再送信するとまた衝突が発生するため、ランダムなミリ秒数を空けて再送信するようになっています。
各選択肢を検討します。
「ア 各ノードに論理的な順位付けを行い、送信権を順次受け渡し、これを受け取った
ノードだけが送信を行う。」
→ 優先度制御方式の説明です。
「 イ 各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行う。
衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。」
→ CSMA/CSの説明です。
「ウ 各ノードを環状に接続して、送信権を制御するための特殊なフレームを巡回させ、
これを受け取ったノードだけが送信を行う。」
→ トークンパッシング方式の説明です。
「エ タイムスロットを割り当てられたノードだけが送信を行う。」
→ TDMA方式の説明です。
よって、
「 イ 各ノードは伝送媒体が使用中かどうかを調べ、使用中でなければ送信を行う。
衝突を検出したらランダムな時間の経過後に再度送信を行う。」
が正解です。
